ぽっちゃりの私が婚活をはじめたのは38歳のころでした。
特に性格にも問題はなかったと思うのですが、私は典型的な声をかけにくいタイプで、自信満々の男性からはお声がかかるのですがその中にはなかなか自分のタイプに合う人がいませんでした。
20代の頃に1度結婚に失敗していた経験もあり、結婚には慎重になっていたところもあり結婚相談所や結婚相談所が運営するぽちゃ婚を利用することにしました。
自分の中でぽちゃ婚のイメージを勝手に膨らませていた私は初めて婚活パーティたるものに参加した時あまりにも自分のイメージとかけ離れていたため戦意喪失し帰宅したことを覚えています。
はじめてのパーティではじめてお話をしたのは飲食店経営でソムリエの資格を保有する40代半ばの方でした。
お話もうまく見た目も悪くありませんでしたが明らかに私には興味がないのがわかりました。
次にお話したのが食品関係の根暗そうな50代男性でした。
パーティというだけで明るいイメージをもって参加していた私には根暗な人が混ざっているとは想像もつきませんでした。
ぽちゃ婚に参加するのですからせめてコミュ力は必要だと感じた瞬間でした。
それから何人と会話したか覚えていませんが、口臭や体臭のキツイ人、爪が伸びっぱなしや服がヨレヨレで不潔感の漂う人などなど、、、。
もう正直帰りたい気持ちになっていました。
ぽちゃ婚体験
そんな気持ちが私を冷静にさせてくれたのか、はたまた諦めモードになっていたのか、ようやく会場内を見渡すゆとりができ婚活パーティーを客観的に見ることができました。
女性陣はおしゃれしてキレイにしている人が大半でしたが、中にはヨレヨレの毛玉だらけの服を着ている太った女性もいました。
男性陣はやはりオタクっぽい人が多く個性のきつそうな方がたくさんいらっしゃいました。
もちろん、初めて会話した飲食店経営の方のようにスマートそうな男性もちらほら見受けられました。
そんな観察をしていると一人の男性が私に近づいてきたのです。180センチ近くの長身でひょろっとした青白い病弱っぽい男性でした。
とても早口で何を言ってるか聞き取れないことが多かったのですが嫌な感じのする男性ではありません。
お話を続けていると同業者であることが判明し意気投合しプロフィールを交換しました。
プロフィールには身長、体重、年収、家族構成、趣味などが書いてあります。
プロフィールを交換した瞬間、相手の男性が体重サバ読んでるでしょうって言ったのです。
早口だったのですがそこだけはちゃんと聞き取れました。
そうなのです、私は6㎏サバを読んでいました。
そして男性は私に女性は細いほうがいいと思ってるけど、男性は、ぽっちゃりが好きだからとさらに早口でいい、ぽっちゃりについて話し続けていました、、、。
何を言っていたか早口すぎて聞き取れませんでしたが世間でいうデブ専男性でした。
ぽっちゃり女性が、ぽちゃ婚でモテるということが確信できた瞬間でした。
ぽちゃ女性が人気!